勢の國交通株式会社様

貴社の事業や理念について教えてください。
勢の國交通は地域に根差し、永年にわたり、貸切バス・タクシー・特殊自動車の運行業務に携わってきました。本社四日市営業所と津営業所に、バス・タクシー・特殊自動車合わせて約 70 台を保有し、SDGs への取り組みの一環としてクリーンエネルギーを活用した車両も積極的に導入しています。
2021 年本社営業所を新しく移転し、社員全員が総力を挙げて「三重県で一番いい会社」を目指しています。お客様にとって、働く社員にとって、地域社会にとって「一番いい会社」であるために、安全運行はもちろん、ひとの想いに寄り添い、働く社員が笑顔でいられる環境づくりに努めています。
顧問契約を当事務所に依頼しようと思われたきっかけを教えてください。
依頼する以前の当社は、運送業界にありがちな3K の職場と言われてもおかしくない環境で、労務管理とは名ばかりの状態でした。その状態を何とかしたい、会社として生まれ変わりたい一心で、三重県経営者協会さんに、労務問題に強い地元の社労士さんということで、綜合経営労務センターの藤田先生を紹介してもらいました。
対外的にも顧問社労士が必要と感じ、社内では解決できない複雑な労務問題への対応や、社員の雇用環境の見直しに、専門家の立場として力になっていただけたら、との思いで顧問契約を結びました。
どのような業務を依頼されていますか?
契約当初は、一般事業主行動計画の作成を依頼することから始まり、古い体制のままであった就業規則や賃金規程の全面改訂をお願いしました。また、キャリアアップ助成金や、両立支援助成金の支給申請の際には、複雑な制度や申請書類について、的確かつこまやかなアドバイスをしてもらっています。
最近では、男性育休取得の際に、たくさん相談に乗ってもらい、大変助かりました。労務相談が多いですが、チャットワークや電話で相談をしても、レスポンスが早いので気軽に相談しています。
当事務所と契約をして良かったことは何でしょうか?
何よりも就業規則が、現状に即したしっかりとしたものになったことです。就業規則や賃金規程がしっかりしたことで、それまで曖昧だったルールが明確になり、社員の働き方も大きく変わりました。以前は、色々とトラブルもありましたが、労働環境が改善されて、同業の他社さんと比較しても好ましい状態であると思います。
振り返ってみると、本当にきつい時期を一緒に乗り越えてきたんだな、と心から感謝しています。
契約前には想定していなかった顧問契約のメリットはありましたでしょうか?
積極的に採用活動をしていますが、以前は、せっかく採用しても長続きしなかったり、面接時と印象が違ったりと、苦戦することが多くありました。そこで紹介してもらった適性検査 CUBIC を利用するようになったところ、ミスマッチが減ったように思います。CUBIC を活用することで、面接だけではわからない応募者の適性を、客観的に判断する材料となり、また、わが社にあった人物像のデータを蓄積することができています。
当事務所への要望・期待、または、これから社労士との契約を考えている事業主に向けて何かアドバイスがあればお願いします。
世間一般の社労士のイメージだと、法律や規則に則った杓子定規な対応を想像しがちですが、藤田先生は、会社の個々の事情を丁寧に理解し、親身になってアドバイスしてもらえるので、私たちも安心して、腹を割って本音で相談しています。
会社が成長するにつれて、内部だけでは対応しきれない専門的な課題が必ず生じます。そうした局面で、労務の専門家である社労士のサポートは不可欠であり、頼りになる存在だと思います。